純国産万年筆のパイオニアとして日本を代表する文房具メーカー・株式会社パイロットコーポレーション(以下PILOT)が2018年に創立100周年を迎えました。
今回は創立100周年を記念して作られた七福神インクから、弁財天をお迎えしましたのでご紹介します。
七福神のインクは全部で7種類
展開されている七福神インクは以下の7種類。
- 恵比寿:水色
- 大黒天:黄色
- 毘沙門天:赤色
- 弁財天:桃色
- 福禄寿:緑色
- 寿老人:紫色
- 布袋尊:黒緑色
限定インクのため店頭での試し書きはできませんでした。代わりにインクの試し書きしたものを見せていただいたのですが、いずれも筆記後に存在感を発揮するような鮮やかなカラーでした。おめでたい記念品にうってつけですね。
なお、今回の七福神シリーズのインクは2種類の容量展開となっています。
- 50mlの大瓶:各色1,600円+消費税
- 15mlの小瓶(7種類のインクのセット販売のみ):8,000円+消費税
弁財天のインクについて
インクの紹介(パイロット公式サイトより)
七福神で唯一の女神であり「知恵財宝」の神様として信仰されています。さらには、「愛嬌縁結び」の徳があるとして崇められています。桃色のインキは、万年筆に描かれている弁財天の着物の色をイメージしました。(パイロット公式サイトより)
「弁財天の桃色は着物の色をイメージ」したという紹介文を読み、横のショーケースに展示してあった弁財天の万年筆を見たところ、確かにかわいらしい桃色の着物を身にまとっていました。
そしてこちらが弁財天のインク。

箱はPILOTオリジナルインクである色彩雫と同じ箱・瓶です。
箱の色は通常の色彩雫だと銀色のところ、七福神インクは金色であるところが記念インクの特徴の一つです。
瓶から覗く桃色がすでにほんのりピンク色で、このままでも可愛らしいです。
弁財天のインクで書くとパキッとした桃色に
実際に筆記すると、このような色味になりました。

細字の時は薄い桃色ですが、太い字幅だとオレンジも強く感じます。コーラルピンクのような印象も受けました。
黄色もやや含まれている、黄桃のような桃色。書いてみて、なるほどこのインクの色はピンクではなく桃色という表現の方がしっくりくるなと合点しました。
色の名前に和名をつけるあたり、さすが日本を代表する筆記具メーカー…!!
華を添えるような麗しさもありながら、しっかりとした色味が筆記線にもくっきりと現れているのがよく分かります。弁財天の「知恵財宝の神」の力にあやかって、このインクを使うと勉強がはかどったらいいなあ、なんて。笑
販売店は全国の百貨店と大手文具店とのことです。
限定生産品ですので、すぐに売り切れる色も出てくることが予想されます。気になっている方は、店頭でお見かけしたらぜひ手にとってみてくださいね。
PILOTさん、改めて創立100周年おめでとうございます!
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