銀座伊東屋さんへleuchtturm1917(ロイヒトトゥルム1917)のポップアップストアに行ってきました。
※ポップアップストアは2019年3月31日まで。現在は終了しています。
ロイヒトトゥルム1917とは、ドイツを代表するステーショナリーブランド。
特にノートが有名で、創業100年を超える老舗です。
そんなロイヒトが日本で有名になったのは【バレットジャーナル】という手帳術がブームになったことがきっかけと言えます。
この手帳術で公式ノートとして紹介され、広くその名を知られることとなりました。
私自身も2017年から手帳に取り入れており、タスクの漏れがぐんと減っただけでなく日々の出来事をいろいろと記録することができて重宝しています。
銀座伊東屋さんでのロイヒトトゥルム1917のポップアップストアは、昨年に引き続き2度目となります。
去年の開催はロイヒトの日本総代理店が平和堂さんになって間もない頃でした。
現在のように大手文具店等でロイヒトを販売しているという状況ではなく、当時はまだまだマイナーなノートで入手は困難。
販売店舗の情報をSNSで調べてはそこに赴くという状態でした。
そのため大々的に伊東屋さんのワンフロア全てがロイヒトで埋め尽くされるなんてことは、ロイヒトを使い始めて間もなかった私も夢にも思わなかった出来事で、大興奮したのを今でも覚えています。
そんな伊東屋さんでのポップアップストアの様子と、今回新たに展開されたモデルをご紹介します。
バウハウスとロイヒトトゥルム1917
バウハウスとはそもそも何なのか?
バウハウスは、デザインを勉強されている方はきっと聞いたことのある名前だと思います。
(ちなみに私は初耳でした…)
1919年、ドイツのネイマール共和国で設立された美術学校のバウハウスは1933年の完全閉鎖となるまで、14年間という短い期間でしたが、デザイン・建築等の教育から近代芸術に強く影響を残しました。
バウハウスに影響を受けて生まれたものの共通点をざっくりいうと、無駄のない、シンプルで洗練された美しさ。
ドイツの文房具の多くはごてごてした装飾というよりも、シンプルでありながらデザイン性に優れて使いやすいという「機能美」を追求したものが多い点が特徴と言えます。
有名どころで言うと、万年筆でおなじみのLAMYもバウハウスから影響を受けているものの一つです。
また、ロイヒトトゥルム1917のノートもバウハウスの教育から生まれたプロダクトです。
そんなバウハウスが今年、創設から100周年を迎え、ロイヒトトゥルム1917とコラボすることとなりました。
イベントで見つけた珍しいロイヒトトゥルムの商品たち
ロイヒトトゥルム型の名刺入れ
ロイヒトのグッズといえば、私も愛用している名刺入れがあります。
この名刺入れは見た目はロイヒトそのもの。
主に手帳や文房具などの趣味のオフ会等でご挨拶させていただく際に使用しています。
ロイヒトが好き!というアピールをするのに一役買っています。^^
ロイヒトトゥルム型の収納ボックス
今回は新たに、ドキュメントボックスが販売されていました。
厚さも5センチほどあり、たっぷり収納することができます。
中にロイヒトを入れてマトリョーシカのようにしても面白いかもしれません。
ソフトカバーのロイヒト
『ロイヒト=ハードカバーのノート』というイメージの方が多いと思いますが、実はソフトカバーのノートも展開しています。
ページ数はハードカバータイプより少ないのですが、丸めて片手で持つことが可能。
中の紙はハードカバータイプと同一です。
普段はハードカバータイプを店頭で見る機会が多いため、ソフトカバータイプは今回のようなイベントの時にしか今のところお目にかかっておりません。
ポケットにもすっと入れられるところがソフトカバータイプの強みですね。
カバーの耐水性もハードカバータイプと遜色ありませんので、ポケットに入れているうちにノートがふやふやになった…ということも防げます。
A4サイズのロイヒト
もう一つ、店頭で見かける機会が少ないのがA4サイズのモデル。
文章だけでなく、イラストや図を描き入れるのに適したサイズです。
今回店頭で試し書きさせていただいたところ、大きな面積にのびのびと書き入れることができ、とても気持ちよく使用することができました。
開くとA2サイズになり、サイズがよりダイナミックに。
ミーティング時にテーブルに広げたロイヒトを囲み、各々がアイディアを書き入れていく…という使用方法も楽しそうです。
バイカラーが美しい、限定モデルの購入品紹介
バウハウスモデルA5ミディアム
バウハウスモデルであるバイカラーは下記の4種類。
(表紙カラー×小口、ドットカラー)
- ブラック×ブルー
- イエロー×グレー
- ブルー×レッド
- レッド×ブルー
今回は初のドットカラーとなる青が入った『ブラック×ブルー』を購入しました。
表紙
表紙は落ち着いた黒です。
シンプルな表紙でおなじみのロイヒトの表紙には、バウハウスを象徴するドットとともに「Everything starts from a dot」というメッセージがあしらわれています。
これは『すべてはドットから始まる』というワシリー・カディンスキー教授(当時)のメッセージ。
高級ノート市場で初めてドット罫を用いたといわれるロイヒトのコラボレーションにぴったりですね。
小口
小口部分は鮮やかなブルー。
今回のイベント中に名入れサービスを行っていましたので、シルバーで入れてもらいました。
中表紙
中表紙は真っ黒で、表紙と同じく「Everything starts from a dot」というメッセージが記されています。
ノートの中身
ノート内は、小口と同じく青色で印刷されています。
ドットの色がカラフルだと筆記時に気になるのでは?と心配でしたが、A4サイズのロイヒトに試し書きさせてもらった際、赤色のドットは全く気になりませんでした。
『青色は落ち着きを与える』と言われているので、集中力も増すのではと期待しています。
その他の仕様
そのほか、以下の仕様はロイヒトの通常版と同じです。
・中表紙のあとにインデックス(目次)を記載するページがある
・オリジナルの中性紙で保存性に優れている
・ページがフラットに開く造り
・ラベルステッカーがついている(保管時、表紙・背表紙にラベリングすることができる)
・裏表紙の内側にポケットがついている
・しおり、ゴムバンドがついている
終わりに
バウハウス限定モデルのロイヒトは今回のポップアップショップ展開後、ロイヒトトゥルムのイベント等で展開されるそうです。
平和堂さんや伊東屋さんのオンラインショップ等でも取り扱いがあるので、気になる方は是非チェックしてみてください。
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