【HHKB】間違いなく一生モノになる高級キーボードを手に入れました【Professional HYBRID Type-S】

ガジェット

在宅勤務の日数が長くなるにつれ、自宅での仕事のパフォーマンスに徐々に変化が出てきました。

最も使用頻度が高いキーボードが職場と自宅で異なるからか、指が疲れてくるようになったのです。

キーボードが古くなっていたこともあり買い替えを検討するなかで、先日3万円を超える高級キーボード・HHKB(Happy Hacking Keyboard)をほぼ勢いで購入しました。

高級キーボードを購入するに至った経緯と、実際の使用感をレビューしていきたいと思います。

今まで使用していた【ロジクールK270、K275】について

まず始めに、現在使っているキーボードについてです。

私が普段使用しているキーボードは、職場用・自宅用ともにテンキー付きのフルキーボードでありながら2000円でお釣りがくるという、ロジクールの中でも最安値帯のモデルです。

・職場:K270(約8年使用)
・自宅:K275(約3年使用)

どちらも安価でありながら

・テンキー搭載
・Fnキーが独立している
・電池の持ちがいい(単4電池2本で約2年)
・電池残量がわかる
・1つのUSBレシーバーでロジクール製の無線マウスも動かせる
・無線の反応が早い
・防水機能(ジュースなどを多量にこぼしたらキーはベタつきます)
・キーの脱着が容易で掃除がしやすい
・打鍵感が硬すぎず、なめらかに入力できる
・静音モデルではないものの打鍵音がうるさくない

と言った良い点がたくさんあります。とにかくコスパ最強

ロジクールはマウスも使用していますが、作りがしっかりしていて、買い求め安い価格とオススメできるメーカーです。
(書きながら、本当に気に入っていたキーボードだったんだということを再認識しました)

 

しかし一方で、

・キートップの印字が摩擦で消える
・キー表面のマットな加工も摩擦でつやつやになってしまっている
・メンブレン式のキーならではの『使用期間が長くなるにつれてキーが重くなる』状態が顕著になってきた

というデメリットもあります。

下の画像は、実際に8年使い続けているK270。(汚れが多く付着しているのはお見逃しください…)

もともとは「Windowsキー」のようにザラッとした表面でした。
「Altキー」にいたっては何度も押下され続け、つやつやになってしまっています。
「A」「S」は文字の印字が剥がれています。

特にK270は約8年ほぼ毎日使用してきたということもあり、表面以外にも

・軸内のヘタり
・打鍵時にキーがブレる

というところが気になるようになりました。

 

とにかく指が疲れるし、思ったようにタイピングできないことによる地味なストレスを徐々に感じるようになってきました。

一日中PCで仕事をするオフィスワーカーにとって、指が疲れるのは致命的。
何よりも集中力を削がれるというのは好ましい状態とは言えません。

そこで、仕事でもプライベートでも使えるキーボードにしようということで、うっすらと買い替えを意識し始めました。

HHKBを買おうと思ったきっかけ

テレビで紹介されていた

キーボードを買い換えるか検討し始めたタイミングで、マツコの知らない世界という番組でHHKB(Happy Hacking Keyboard)が紹介されていました。

これが、一番最初にHHKBに興味を持ったきっかけです。

厳密にいうと番組自体はリアルタイムではなく録画で見ていたのですが、放送時間帯にTwitterで「HHKB」というワードがトレンド入りしていたのです。
番組では他のキーボードも紹介されていた中で、HHKBだけがトレンド入り。

トレンド入りするほどのキーボードとは一体どんなものなのか、インターネットでHHKBについて検索。
公式サイトを覗いてみたわけです。

HHKBのプロモーションにまんまと心を奪われた

HHKBの公式サイトを覗いてみて、製品紹介よりも先に目に飛び込んできたのは下記の言葉。

「アメリカ西部のカウボーイたちは、馬が死ぬと馬はそこに残していくが、どんなに砂漠を歩こうとも、鞍は自分で担いで往く。馬は消耗品であり、鞍は自分の体に馴染んだインターフェースだからだ。」(東京大学 名誉教授 和田英一)HHKB公式サイトより
【公式】HHKB HYBRID/Classic -コンセプト・機能解説動画 (Happy Hacking Keyboard)

なるほど、鞍…。
物書きでいうところの万年筆といったところでしょうか。
万年筆もお手入れをすれば1万年使えると言われていますよね。

仕事でもプライベートでもずっと使用しているキーボード。
一日中触れている仕事道具を妥協するのも良くないよな。
というか、私も鞍を手にしたい!

というとてもミーハーなノリで、HHKBの世界に吸い込まれていきました。

ユーザーレビューが高かった

HHKBは一般的な家電量販店では取り扱っておらず、実機を試せるお店は限られています。

現在の情勢的に、実機を試せるお店まで行くことがはばかられたので、ネット上のユーザーレビューを参考にしました。

ありがたいことにブログなどの記事や動画レビューも多く、自分が使用しているイメージをしやすいのがいい後押しとなりました。

イメトレを数日おこなったところで、実機も触らずにポチ!
深夜のハイテンションに身をまかせ、HHKBの存在を知ってから1週間足らずでお迎えすることにしたのです。
(高額な買い物の時はできるだけ、購入前に実際に触ってみることをお勧めします!笑)

すぐに到着、即開封!

と、そんな経緯で購入を決めたHHKB、楽天のPFU公式ショップで購入しました。
PFU公式ショップはメーカー直販サイト。
とてもスピーディーで、すぐに商品が手元に届きました。

注文したのが平日深夜。
翌日には発送通知が届き、さらに翌午前中には私の手元に届きました。

使いたい気持ちが高まった状態での衝動買いだったので、気持ちが落ちつく前に届いたことによりテンションは最高潮!

まず外箱がカッコいい
外装からもこだわりを感じます。
まだ本体に触れてすらいないのに、どこまでテンションを上げさせるんだ。

開封して中身を取り出しました。

箱の中には

・キーボード本体
・単3電池×2本
・説明書類

が入っています。

購入してすぐに使用できるのが良いです。

購入したのはJIS(日本語キー配列)モデルの墨

見た目

いよいよHHKB本体のお目見えです。

マットな黒でまとめられたキーボードは、とてもスタイリッシュ。
大人な雰囲気が漂います。かっこいい…。
JIS配列でありながら、キーに日本語(かな)の印字がなく、すっきりと見えます。
印字も黒色で、主張しすぎないところが気に入っています。

余談ですが、HHKBにはキーに印字がない「無刻印モデル」もあります。
これはキーの形だけで何のキーかを判別する必要があります。
キー配列を完璧に記憶している人だけが使うことを許された『変態的なプロフェッショナルモデル』だと思います。(褒めてます)

さすがにいきなり無刻印モデルに手を出して使い慣れなかったらどうしようという不安もあり、刻印ありのモデルにしました。

初めてHHKBを購入する方にとって無刻印モデルはリスキーだと思うので、できれば刻印ありのモデルを購入することを推奨します。

大きさ

294(W)×120(D)×40(H)mm というサイズになっています。

幅は約30センチ。
A4サイズの半分くらいの大きさです。
MacBook13インチの横幅と大体同じくらいです。

今までフルキーボードだったので、随分と小さく感じました。

K270と並べてみると、約3分の1ほど小さくなったことがわかります。

ちなみにHHKBのキーの大きさはフルキーボードと変わりません。
全体的にサイズダウンしたものの、キーごとの大きさは今までと同じサイズです。

では、減ったぶんのキーは使えなくなったのか?

答えは「ノー」です。

HHKBはキーの数こそ減ったものの、Fnキーと同時押しすることで1つのキーに2つの役割を持たせることにより、使用できるキーの種類を補っているのです。

キーを組み合わせて使うことで、本来のキーボードよりも少ないキーの数での構成が可能になっています。

 

HHKBを横から見ると、平坦ではなく斜めになっています。

高さは1番高いところで4センチ。
奥のキーに行くにつれて高くなる設計になっており、このおかげで指がキーに届きやすいです。

 

背面はUSB Type-Cのポートがあり、ここから給電することが可能です。
また、電池を入れることでUSBから給電せずとも使用できます。

使用感

ショートカットキーが使いやすい

HHKBの最大の特徴は、独特なキー配列です。

大抵のキーボードでは左下にあるCtrlキーですが、HHKBではShiftキーの上に配置されています。
ショートカットキーを使用するときはいつも、左手をひねるようにして小指でCtrlキーを押していたのですが、この動作って地味に左手首に負担をかけるんです。

それがShiftキーの上に配置されたことで、手首に変な負荷をかけることなく自然な形でショートカットを使えるようになりました。
普段Office系のソフトを使って仕事をしているので、このほんの少しの配置がとても大きなプラスポイントとなりました。

打鍵感が至高

スコッスコッという独特の打鍵感。
絶妙な深さに沈み込む感覚と指に伝わる感触が、ただただ気持ちいいです。

スコッという音もあるけど、サクッという感じでもある。
軽いクラッカーではなく、細かいサシの入った牛肉の繊維をプツップツッと歯で切る感覚(よくGacktが格付けチェックで言っている表現)に似ているというか。
とにかくキレがあります。

これは、静電容量無接点方式という仕組みでキーの入力を感知していることによる、独特の感覚。
静電容量無接点方式というのは読んで字のごとく【無接点で、底にキーが接することなく認識する】という仕組みのことを言います。

なんでも、1日に多くの人が使用しているものの1つであるセブン銀行のATMについている数字のキーも同じものなんだそうです。

多くの使用にも耐えうる、長期的に使うのに最適な方式と言えます。

 

そしてATMのキーの打ち心地を常に楽しめる…最高ではありませんか。

なお、入力する時のキーの重さについてはセブン銀行ATMよりHHKBの方が若干しっかりしています。

音がいい

独特のキーの打鍵感からもたらされる、打鍵音も良いです。
特にEnterやスペースキーを押した時の音が他のキーに比べて音が軽く、耳に心地いい。

もともと私自身、キーの打鍵音は静かであればあるほど良いと考えていました。
なのでメカニカルキーボードと呼ばれるタイプのカチャカチャとした打鍵音は苦手です。

当初、レビュー動画で打鍵音を耳にして
「Type-S」(静音モデル)と謳っていながら、うるさかったら嫌だな…
とネガティブな感情がありました。

実際に触ってみて、打鍵音はあるものの「うるさい」と感じる大きさではありませんでした。

むしろ耳に入る音が心地良く、意味もなくキーを打ちたくなります。
新たな楽器を手にしたような、新鮮な感覚に包まれます。

Windows、Macともに使用可能

もう一つありがたいと思ったのが、同じキーボードでWindows OSもMac OSも使用できるということ。

・Windows
・Mac
・iOS
・iPadOS
・Android

に対応しています。

この異なるOSでの使用を可能にしているのが、HHKB本体の裏面についているDIPスイッチという物理スイッチです。

このスイッチをオンオフ切り替えることで、OSによるキーの違いを認識させることができます。
また、特定のキーへの割り当てを変更したり、一定時間操作しなかったときに電源を自動できるかどうかという設定を変更できます。

BluetoothでもUSB接続でも使用できる

HHKBとデバイスの接続方法は2つあります。

・BluetoothとUSB接続の2種類
・USB接続時は自動給電され、その間は電池は消耗されない
・Bluetooth接続は同時接続4台まで可能

 

私は

・Windows PC(職場のPC)
・MacBook Air(プライベートPC)
・iPhone10s MAX(プライベートスマホ)

の端末をそれぞれ登録しています。

4つの接続があれば、PC、スマホ、タブレット端末と複数台持っている人も事足りると思います。

使っていて気になったところ

キーの位置が高い

HHKB本体に高さ(厚み)があり、長時間使用していると手首が疲れてきます。
まだ使い始めて1ヶ月も経っていませんが、リストレスト(パームレスト)を買おうか悩んでいます。

※その場しのぎで、巻いたタオルをキーボードの手前に置いて使ってみたところ、手元がずれたり手首の重みでタオルがつぶされ、結局高さが合わないという状態に。低反発素材のリストレストだと同様の事象が起きるかもしれないので、リストレストを購入する際は注意が必要です。

大きさのわりに重い

重さが550g(電池なし)と、見た目とは裏腹に重いです。

コンパクトキーボードなので気軽に持ち運ぶことを想定していましたが、バッグが重くなってしまい「なんか思ってたのと違う!」となりました。

毎回500mlのペットボトルを持ち運ぶと考えると、地味な負担です。

かさばる

重さと共に「なんか思ってたのと違う!」となったのが、サイズ感。

デスク据え置きで使うのであれば気にするポイントではなかったのですが、持ち運ぶとなるとサイズ感が気になってきます。

幅約30センチのコンパクトさはすごく良いのですが、かさばります。

ひとつひとつのキーも高さがあるので、本体を直接バッグに入れると、キーが傷つかないかと心配になります。持ち運び用のケースを買うか検討しています。思わぬ出費がかさばります…。

まとめ

HHKB Professional HYBRID Type-Sについてまとめると、こんな感じ!
・コンパクト
・墨のマットな質感がかっこいい
・Bluetooth、USB共に使用できる
・4台まで同時接続可能
・ショートカットキーが使いやすい
・打鍵感も打鍵音もずっと使い続けたいと思えるくらい心地いい
・Windows、Macともに使用可能
・持ち運べる
・価格が高い
・キーの位置が高い
・重い
・かさばる

気になったのはだいたいこんなところです。

フルキーボードからの移行だったので不便さを感じる部分が多いかなと心配していたところもありましたが、今のところ「買わなきゃよかった」と後悔することは無く「買ってよかった」と感じることの方が多い!

 

購入にあたって最もネックになるのはなんと言っても価格でしょう。
消費税を含めると35,400円

とても「物は試しだ〜買っちゃえ〜!」とノリで買う価格ではありませんね。
買うのに勇気がいる価格だと思います。

私自身、手元に届くまでは「高い買い物なのに合わなかったらどうしよう」と不安になることも少しありました。

しかし実際に届いてからは杞憂だったと思えるくらい満足しています。

『10万円以上するスマホを2、3年置きに買い替える』のと比べれば、これから何十年と使い続けられる「鞍」を手に入れる買い物は決して高くはないかと思います。

 

あとは数字をたくさん入力することがあるので、もしかすると別途テンキーを購入するかもしれません。
そこまで頻度が高くなければ、テンキーだけは今まで使用していたキーボードを使うかも。

※よくよく考えたらHHKBのキーマッピング変更ツールを使えば、数字キーも自分の好きなところに割り当てられることに気づきました。キーボードを自分仕様にできるって素晴らしい!!

 

ミーハーの衝動買いで購入したHHKB。

朝起きてから寝るまで毎日暇さえあれば触っているくらい本当に気に入っています。
これから私の相棒として長く、いや永く愛用していきたいと思います!

 

↓英語配列はこちら

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