ロイヒトトゥルム1917の2020年版手帳は、手帳とBUJOの良いとこどりでした!

バレットジャーナル

ロイヒトトゥルム1917の日本総代理店である平和堂さんより、店頭展示用の手帳サンプル作成をご依頼いただきました。このような機会をいただき、ありがとうございます。

今回サンプル作成を依頼いただいたのは、ロイヒトトゥルム1917の2020年版マンスリー手帳(以下ロイヒト手帳)。
しかもB6サイズ。しかもしかもソフトカバー

ロイヒト愛用者の管理人ですが、いつも使っているロイヒトはA5やA6サイズのハードカバーです。
つまり、今回のロイヒトは、私にとっても初めての要素がとても多いのです。正直、どきどき。

しかしロイヒト手帳は見れば見るほどいい所がいっぱいでした。
結論から言ってしまうと、既製のマンスリー手帳とバレットジャーナルの良いとこどり!

サンプル作成の前に、ファーストインプレッションをまとめましたのでぜひご覧ください。

 

★(2020年8月追記)2021年版も発売されます!

 

手帳の外観

はじめに、手帳本体の外観についてです。

サイズ:B6(178×254mm)
重さ:254g(参考:A5ハードカバーのロイヒトは431g)

パッと見は普通のロイヒトと変わりません。

明らかに違うなと感じたのが、軽さです。とにかく軽い。
普段使用しているA5サイズのロイヒトと比較するとひと回り小さく、重さは約180g軽量です。
手に持つと、軽さをより実感することができました。

B6サイズのノートと言えば、すぐに思い浮かぶのがロルバーンのノート。
大学ノート(B5サイズ)の半分の大きさです。

軽くてコンパクト。B6サイズで記入面はたっぷり!

ぐにゃりと曲がるソフトカバー

B6サイズの本体は、手になじむ程よいサイズ感。
ソフトカバーということもあり、女性の手でも「大きくて持ちにくい」という印象はありませんでした。

裏表紙側にポケットがついている関係で、後ろ側はそこまでたわみません。

ソフトカバーの柔軟性がありながら、ハードカバーのような耐久性が期待できそう。

付属品

次に、本体の付属品についての紹介です。

後ろ側のポケット

もはや高級ノートの定番となりつつある後ろポケットは健在。
マチもあります。

ポケットはスケジュールシール、チケット、もらった手紙などの保管に大活躍。

しおり紐

・しおり紐は2本
・幅は3mm

通常のロイヒトと比較すると、しおり紐の幅は約半分です。

↑グレーが2020年手帳のしおり紐、青が通常のロイヒトのしおり紐。

背表紙のあたりを触った感じの予想では、背表紙から約3センチほどのところで取り付けられている様子。
1年間の使用中に外れることはあまりなさそうですが、紙面に挟まれることで縦に折り込まれてしまう可能性はありそうです。

ラベリング用シール

手帳本体とは別にラベリング用のシールがついています。
このシールは表紙や背表紙に貼って、保管時に何が書いてあるのか分かりやすくする意図があります。

2020年の手帳だから背表紙に「2020」くらい予め印字しておいてくれればいいのでは…と思ってしまったのですが、もともとシンプルなノートなので何も書いていない状態をデフォルトとしたのでしょう。

このラベリング用シールはロイヒトのノートを買うと必ずついてきます。
余談ですが、私はこのシールを見るたびにVHSのラベルを頭に思い浮かべてしまいます…^^;

 

手帳部分

つづいて、手帳となるページの紹介です。

ノートと同じく、全てのページが濃いめのグレーのインクで印字されています。

グレーの印字は印象が和らいで、目が疲れにくい。

2019~2021年の年間カレンダー

・3年分(2019~2021年)の年間カレンダー
・月曜始まり
・日曜は太字
・祝日の記載や色付けは無し
・週番号あり

 

2020~2021年の年間予定表

・日曜は太字
・日曜と月曜の境目は太めの線になっている
・新月・満月のマーク入り(三日月は半月を表している?)

世界の祝日

・主要国の祝日を記載
・縦軸:月
・横軸:国名
・交わる部分に祝日となる日付を記載(曜日の記載は無し)

2020~2021年のプロジェクト管理

・週番号記載
・日曜日は網掛け
・記入できる項目数は4つ
プロジェクト管理以外にも、ハビットトラッカーや体調管理に使えそう。

 

マンスリーカレンダー

・2019年11月~2021年2月まで
・月曜始まり
・6週ある月は1日の枠が半分
・右側に週ごとの予定やメモを書く欄がある
・ノートページとリンクさせることができる(詳細は以下参照)

 

マンスリーページの気になるポイント!

マンスリーの枠内に、通常のカレンダーでは見かけない謎の縦線が。

 

その答えは帯に記載されていました。

実はこの線が小さなスペースを作り出しており、そこが数字を記入する場所となります。
この数字が何かというと、後ろに続くノートページの番号。

つまりノート部分のページ番号を記入しておくことで、詳細な予定や大事な要件を記録したページにアクセスしやすくするための目次となるのです。

この使い方は目からウロコでした。
「マンスリーの枠内に詳細に書くとスペースが足りない!」という悩みも、ノート部分とリンクしておくことで解決されるのですね。

普段使用しているバレットジャーナルや他の手帳にも広く使えそうなワザです。

ノート部分

続いてはノート部分の紹介。

こちらはロイヒトのノートの基本形をそのまま継承しています。

インデックスページ

・インデックスページ:2ページ
インデックス用のページは見開きで2ページ。
通常のロイヒトは、仕様にもよりますが大体3~4ページあります。
手帳タイプは全体のページ数が少ないぶん、インデックスページも少なくなっています。

ノートページ

・5ミリドット方眼
・総ページ数:138ページ
・ノンブル(ページ番号)付き
・123~138ページはミシン目入り

便利ポイント①:ページ番号が全ページに記載されている

ロイヒトの特徴のひとつに、全ページにページ番号が記載されていることが挙げられます。
ページ番号と内容をインデックスページに記録することで検索性が上がり、のちに見返す時に役に立ちます。

手帳版は、ノート部分とマンスリーページにページ番号を記録でき、目的のページへのたどり着きやすさがアップ。

 

便利ポイント②:後ろのページはミシン目入り

ノートの後ろ部分となる123~138ページは、ミシン目が入っています。枚数で言うと8枚。
咄嗟に誰かにメモを渡さなければいけなくなった時にも、このページを使えば綺麗に切り離すことができます。

個人的に、ロイヒトの細かいミシン目が好きです。
紙を切り離していくときの感触がとても気持ちいいので、ぜひとも試してみてほしいです。(笑)

便利ポイント③:なんと言っても180度綺麗に開く製本!

ここまで読んでくださった方の中にはお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、ロイヒト手帳は180度パタンと綺麗に開きます
その証拠に、今回掲載した写真は撮影時に手で押さえたりクリップなどでページを開いたりといったことはしていません。

記入するときも、記入した内容を見返すときも、ストレスなく行いたいですよね。

すべてのページがしっかりと開き、支えることなくページを隅々まで見ることができる

私がロイヒトを愛用している理由の一つです!

ロイヒト手帳はこんなユーザーにオススメ

ご紹介のとおり、ロイヒトの2020年版マンスリー手帳はマンスリー手帳とバレットジャーナルの良いとこどりをした手帳でした。

ロイヒトの手帳の特徴から、以下に当てはまる方にオススメです。

すでにバレットジャーナルを実践している場合

・ブロックタイプのマンスリーカレンダーを使っている
・ハビットトラッカーを使っている
・月間で使用するページ数が10ページ程度

私はこのタイプです。
毎月のフォーマットがほぼ変わらず、でもブロックマンスリーを毎月手書きするのがちょっと面倒…というタイプの方にはうってつけだと思います!

1日1ページタイプの手帳を使っている人の場合

・1日1ページタイプの手帳を使用しているが、毎日必ず書くわけではない
・書きたい時にページを気にせずさっと記録したい
・手帳に紙モノ等を切り貼りしたい

1日1ページ手帳を使っている方の中には「毎日書かないといけないプレッシャーがある」という意見もあるかと思います。
もともと日付が入っていないぶん、書きたい時に書きたいだけ手帳と向き合うことができます。

また、ゴムバンドで留めるタイプの手帳は切り貼りして本体が膨らんだとしてもしっかり留めておくことができます。
ロイヒトのゴムバンドは伸びにくく、長期使用にもオススメです。

 

おわりに

『ブロックマンスリー+ノート』は痒い所に手が届くいい組み合わせ!
携帯性を重視するという点からも、B6サイズは大きすぎず小さすぎずで使いやすい。

良い所に目を付けたな、ロイヒトは…と思わず唸ってしまいました。(笑)

【2020年8月追記】2021年版の手帳も発売されます

好評だったマンスリー+方眼ノートのタイプが、2021年も発売されることが決まりました。

2021年版も9月発売とのこと。

2020年11月から使用できます♪

 

ロイヒトトゥルム1917の5年日記についてはこちら。

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