2020年の手帳選びに【手帳検索事典】を使ってみませんか?

手帳

先日、東急ハンズさん主催の手帳検索事典というウェブコンテンツのリリースイベントにご招待いただきました。
今回のイベントは招待制ということで、一部の文房具ブロガーのみの参加。

ブログを始めて1年も経っていないひよっこブロガーの私が参加して良いものかと緊張しながら、会場である東急ハンズ本社へ向かいました。

オフィスの大きな扉を開けると、そこに広がっていたのはウェルカムスペース。
ハンズカフェそのままの雰囲気が広がっていました。

想像していたオフィスの雰囲気とはまるで違う、のんびりした空間がイベント会場です。
前置きが長くなりましたが、今回は手帳検索事典の概要についてご紹介したいと思います。

お話ししてくださった方

登壇してお話ししてくださったのは「関西手帳研究会〜てちょけん!」の主催である荒川翔太さんと、調度株式会社の木庭將さん

木庭さんは文房具関係の書籍制作を主にされている編集ユニット「choudo」のメンバーで、ジブン手帳の公式ガイドブックやロイヒトトゥルム1917のガイドブックで何度か一緒にお仕事をさせていただいています。

↑木庭さんたちと制作に関わらせていただいた書籍の一つです

手帳検索事典とは?

手帳検索事典とは、たくさんの種類の手帳の中から、用途や雰囲気などの要素を交えてオススメの手帳を紹介してくれるwebサービスです。

 

書店や文房具店の手帳売り場に行くと、年中手帳は売られていますよね。
手帳の大きさやフォーマット、紙の色など手帳選びの基準は人によってさまざまです。

手帳好きの中には、一人で何冊も使っている方もいますが、1冊を1年間使い続けるという方の方が多いと思います。

そんなライトユーザーに「こんな手帳がありますよ」と提案してくれるのが手帳検索事典。
そして、コアな手帳ユーザーに対しても「こんな手帳もありますよ」と、手帳を増やす言いわけを与えてくれるズルさを持ち合わせているのも手帳検索事典。(褒めてます)

手帳好きな人もそうでない人も、思わずむふっとしちゃうようなサービスを、東急ハンズさんと荒川さん、木庭さんが手がけたというわけです。

 

実際に手帳検索事典を試してみた

手帳検索事典がどのようなサービスか、実際にスマホで利用してみました!

使い方①似たひと検索

似たひと検索」の機能は、ライトな検索方法です。

年齢・性別・職業など異なる8人の中から自分自身に一番近いタイプの人を選ぶことで、そのタイプの人にオススメの手帳を各3種類ずつ提案してくれます。

 

手帳に対して特に強いこだわりがない方は、まずはこちらから選んでみると良いでしょう。
あえて自分に当てはまらないタイプを選択して「どのような手帳があるんだろう?」と、別の検索結果を除いてみるのも面白いと思います。

 

使い方②こだわり検索

「こだわり検索」は、手帳に対して「ここは譲れない!」というポイントが明確になっている人向けの検索です。

レイアウトや大きさなど、妥協したくないポイントを1つ以上入力すると、その条件をすべて満たす手帳が結果に表示されます。
条件を選択していくとその場で検索結果が画面下に表示される点は、ある程度当てはまる種類を減らしてから条件に合うものを見てみたいという時に重宝します。

 

こだわり検索でチャレンジ!

私も実際に手帳検索事典の「こだわり検索」を使用してみました。

まず最初に、何も条件を入れない状態での検索結果は102件です。

ここから、私が手帳選びで重視しているポイントを条件指定していきます。

 

条件1:マンスリーレイアウトはブロックタイプ

検索結果は85件になりました。

まだまだ当てはまる手帳の数が多いので他の条件も指定します。

 

条件2:綴じ方は糸かがり

どのページもパタンと綺麗に開く状態で筆記したいので、糸かがりが好みです。
何度も開く手帳にとって、1年間耐えうる製本方法は大切だと思います。

検索結果は60件となりました。

 

条件3:基本罫線は方眼

方眼というのも、譲れない条件です。
文字が綺麗に書けるだけでなく図や票を書く時に重宝します。

検索結果は27件となりました。だいぶ絞り込まれてきました。

 

条件4:メインページの始まり曜日は月曜日

仕事が月〜金の勤務のため、こちらに。

検索結果は25件。あまり減りませんでした。笑

 

条件5:書き込む内容は予定管理

手帳といえば、予定管理。
日記は別の手帳と分けて使用したいので、今回は予定管理に絞ることにしました。

検索結果は6件!ついに一桁になりました。

上記の条件に当てはまる手帳には何があるのでしょうか?
いよいよ検索結果を見ていきたいと思います。

検索結果に出てきた手帳たち

条件指定の結果、オススメに表示されたのは次の6つの手帳でした!

1 ビジュアライフ(アートプリントジャパン)
2 恐竜(リュリュ)
3 オタ活手帳(アートプリントジャパン)
4 ダブルマンスリーピーナッツ(アートプリントジャパン)
5 NOLTY リスティ1(日本能率協会)
6 こと録手帳(ラ・アプス)

最後に出てきた「こと録手帳」は手帳好きのオフ会でユーザーさんに見せてもらったことがあり、気になっていた手帳です。

私が手帳に求める条件をきちんと満たしているし、ここでもオススメされるのは何かの縁かもしれません。
気になるので、詳しい手帳の紹介を見てみることに。

もっと見る」を選択すると、東急ハンズオンラインショップの商品詳細ページに遷移します。

こと録手帳は、ブロックタイプのマンスリーにも方眼が入っているのが良い!
ウィークリーページは左側に縦で1週間があって、残りは自由に使えるレイアウト。
オリジナリティあふれるフォーマットで、自由度が高くて良い感じです。バレットジャーナルにも使えそう。

 

この商品ページの下には「自宅へお届け」「店舗在庫確認」の2種類が表示されています。

自宅へお届けは、ネットストアに在庫があればそのまま購入することができます。
店舗在庫確認を選ぶとこの手帳が在庫として登録してある店舗を探すことができます。

都内でも在庫がある店舗は少ないですね。

 

最寄りの店舗に在庫がなくても、他店から取り寄せてもらうことができるため最寄り店舗で購入可能です。
実物を見てから購入検討したいという方は、まずは取り寄せをするのが良いかと思います。

 

手帳検索事典をリリースすることになったきっかけ

もともと荒川さん・木庭さんは、ムック本で過去に3冊の手帳事典を発行してきました。

本を制作していく中で、「本では手帳の伝えたいことがうまく伝わっていないんじゃないか?」と考えるようになったと言います。

「店頭で手帳を選ぶことが大変だ、わずらわしい」というユーザーのために、お店に行く前からある程度買いたい手帳の目星をつけてもらったほうが、いざお店で探す時に楽になるんじゃない?ということで、書籍からパワーアップしたのが今回のウェブコンテンツとなったのだそうです。

 

ウェブコンテンツと言っても、比較的手帳のライトユーザーだという人たちにも使ってもらえるようなものを作る。これが結構ハードルが高かったそうです。

というのも、荒川さんも木庭さんもそれなりに手帳にはお詳しい方。

手帳が好きな人の間で普通に使われている「バーチカル 」「ホリゾンタル」なんて単語は、手帳ライトユーザーからしてみればただの呪文です。笑

そういう方々でも気軽に利用できるサービスを作る、という点を念頭においてサービスの開発がスタートしました。

 

少しだけ手帳業界が抱える問題を踏まえて話すと、
今まで:店頭には手帳がいっぱい。多すぎる。→手帳わからん
これから:購入する前の目安にできる、事前に在庫や中身が見える、客観的立場で手帳をお勧めしてもらえる→手帳選びやすい

しかも、お店側からすれば、在庫検索の画面を店で見せてもらうと店側としても探しやすい。さらにいえば、手帳は余ると処分されてしまうのですが、このマイナスとなる要素を改善するという点においてもこのコンテンツが一役かってくれるのです。

つまりお客さんもお店もWin-Winの関係になるというわけです。

おわりに

実際に手帳検索事典を使ってみて、いくつか「もっとこうなったら良いな」と感じたこともありました。

・ハンズ会員情報とマッチングできるなら、他の購入者と同じ条件(年齢、性別、職業など)からある程度オススメの手帳が表示されると面白いかも。
ハンズでの取り扱い商品しか検索結果には出てこない(当たり前なのだけれど、もっと他の手帳もあるのではと思い始めたら手帳ジプシーからは抜け出せないような気もしました。)

2020年手帳については現在リリースされているものが完成形だそうです。
そこから翌年以降は改良を加え、さらに手帳探しの役に立つコンテンツにしたいということでした。

手帳好きを自負する私でもまだまだ知らない手帳がたくさんあるのだと気づけた「手帳検索事典」は、手帳の使い方が変わった時にも別の手帳を探すのに役立ちそうです。

今まで使ってきた手帳以外にも新しい出会いがあるかもしれない「手帳検索事典」、2020年の手帳選びの参考にしてみてはいかがでしょうか?

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